第68話 防御演習

「いよいよこの部屋に敵さんが登場だ。鍵は恐らくぶっ壊されるだろうな」ヤツが言った。やがて5人のシールズが鍵を破壊して侵入してきた。ヤツは神風の印を結んだ。猛烈な風が5人を襲う。4人が倒れた。
「衝撃波よ、敵を切り裂け!」コースケが衝撃波の呪文を唱えた。敵は衝撃波に五体を切り裂かれ息絶えた。
「次は3人……ちがう、悪魔3体だ!」ヤツが言った。上半身裸でカラス頭に背中に黒い翼の堕天使2体を従えた真紅の髪に金色の瞳、先端の尖った耳、真紅の翼の堕天使が部屋に入ってきた。
「防具を外したことを後悔するんだな」ヤツは連射でカラス頭を狙った。カラス頭は銃弾を浴び、息絶えた。
「凍りつけ!」コースケは氷結の呪文を唱えた。真紅の堕天使は凍りついて息絶えた。

「お見事だ、Y4の諸君。そして、さよならだ」オーガと化したボンバーが真紅の堕天使を従え、部屋にやって来るなり氷結の呪文を唱えた。しかし、なにも起こらなかった。
「Y4の根性、甘く見たようだな」ヤツは刻鬼の印を結んだ。ボンバーは無数の刃に切り裂かれ、血を噴いて死んだ。
「くたばれ!」コースケは氷結の呪文を唱えた。真紅の堕天使は氷漬けになって死んだ。Y4はまだ辛うじて息のある4人を結束バンドで手足を拘束し、頭に麻袋をかぶせて拘束した。

「ごめん、道路が渋滞していて遅れた。トモティンは後で来るから」ネジが現れた。3つの銃口がネジに向いている。
「シールズが俺たちを襲った」ヤツが銃口を下げずに言った。
「シールズが?なぜ?」ネジがヤツに尋ねた。
「嫌な予感がしたから戦闘訓練を始めたら奴らが土足で俺たちの基地に入って来やがった。だから5人ばかりぶっ殺した。ついでに4人の捕虜も取った」ヤツが言った。
「僕に出番はありませんでした。ヤツさんとコースケさんは神です」タクオが言った。
「こいつ、憑依されたんじゃなくって、本物の悪魔だな」人食い鬼となったボンバーの変わり果てた姿を見てネジが言った。トモティンが買物袋を抱えて入ってきた。控え室に死体が5体もあるのを見て、トモティンは絶句した。(つづく)

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