第55話 突然の出撃指令

「了解」ハジが言った。
「以上だ。控え室のロッカーは10番を使ってくれ」タッキーが10番ロッカーの鍵を手渡した。
「それから独身寮は今満室だ。住居が決まるまでは控え室に住んでても構わない」タッキーが続けた。
「ありがとうございます。ジークハイル」ハジは荷物をおいて敬礼すると荷物を抱えて控え室に言った。ハジはロッカーに荷物を入れると早速SS戦車服を買いに言った。兵卒・下士官用の戦車兵服を手に入れたハジは少尉用の徽章を買って店でつけてもらった。ハジは戦車兵服を陸軍の物からSS用の物に着替えた。ついでにしばらく制帽を作れないので士官用の略帽を買った。ハジが戦車兵服を一通り身につけてロッカーの中の鏡を見ていたところ、車長全員が中隊の会議室に集められた。

「アフガンでタリバンが復活した。第三帝国本国はグルジアでロシア人パルチザンと戦っていてアフガンに兵を出せないそうだ。だが、ここで帝国主義同盟と米州連合に歩調を合わせなければその2カ国がわが国を襲うのは必至。そこで、我々亜州第三帝国がアフガンに行くことになった。帝国主義同盟と米州連合はパキスタンからアフガン東部へ、我々はロシアからアフガン北部に侵攻する。この戦争には第三帝国の安全がかかっている。頑張ろう」タッキーが言った。

「うわ、いきなりマジな戦争だ。ハードな部隊だってほんとうだったんだ……」ハジはなぜか感動を覚えた。

早速一行は青森までタイヤ車両はそのままの状態で、キャタピラ車両はトレーラーに積んで移動した。青森からウラジオストックまで輸送艦で移動した一行は鉄道でアフガンとの国境地帯まで移動した。

一行は到着後すぐにアフガニスタン北部の砂漠地帯に布陣した。一行が敵に遭遇するまでに米州連合と帝国主義連盟はタリバンと激しい戦闘を繰り広げていた。

一行がアフガンに着いてから8日後、SS戦車H中隊がタリバン軍と戦闘を行った。これが第三帝国軍初の戦闘になった。他の部隊も戦闘を始めた。

10日目、第三帝国軍はタリバンの司令部を包囲した。その頃から南部でタリバンと帝国主義連盟とが激しい戦闘状態に突入した。第三帝国軍は14日までに部隊の補充と再編成を行っていた。

15日目、第三帝国軍も南部で激しい戦闘状態に突入した。16日目、部隊は最初の戦死者を出した。戦闘は18日目まで続き、タリバンは降伏を申し入れた。(つづく)

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