第40話 ヴァイラス

シャムスカ戦役から1ヶ月間、恐ろしいほどに平和な日々が続いた。そんな中、京浜東北線下りの秋葉原〜東京間でVZ61スコーピオンマシンピストルで武装した男が銃を乱射、乗客と車掌を手当たり次第に殺害した。東京駅に電車が到着すると犯人は頭を撃って自殺した。

VZ61スコーピオン 7.62mmマシンピストル

死者9名、負傷者100名を出したこの事件の犯人は超巨大企業ソンブレロ社の日本支社に属していた元研究員だった。しかし、性格的問題を理由にソンブレロ社は犯人を解雇していた。また、犯人には射撃の趣味があり、グアムの射撃場に複数の銃器を所有していたという。

少なくとも日中は錯乱した銃器オタクによる無差別発砲事件とこの事件は把握されていた。

数時間後、東京都内の救急車が全部出払うほどの惨事にこの事件は至る。100名の負傷者が各地で体調不良を訴えたのだ。病院に搬送された患者のヴァイタルが極限まで下がると患者はゾンビと化した。

また、遺体安置所でも犯人を除く8人の死者がゾンビ化した。SS首都護衛師団にゾンビ掃討のための出動命令が出た。首都護衛師団新宿連隊H中隊は96式装輪装甲車で新宿で最大の病院であるカウンティー病院に向かった。

96式装輪装甲車

カウンティー病院の入り口まで到着すると不気味なまでの静けさが病院の中庭を支配していた。一行は恐る恐る、カウンティー病院に入った。エントランスでゾンビが2体、徘徊していた。ツヨはG36Kライフルを連射した。ツヨは2体のゾンビを倒した。一行は遺体安置所に向かった。

「手荒い歓迎を受けたものだ」ツヨが呟くと同時にゾンビが4体現れた。ツヨはG36Kを連射した。ツヨはゾンビ2体を破壊した。中隊曹長がG36Kを連射する。2体のゾンビを中隊曹長が破壊した。

「なんで突然に病院がゾンビだらけになったんですか?」中隊曹長が言った。
「今朝の発砲騒ぎが原因らしい。自分にも良くわからないんだけど」ツヨが言った。
「全室確認しながらゾンビを皆殺しにしろ」ツヨが中隊に命じた。
「しかし遺体安置所まで異常なまでに遠いですね」中隊曹長が言った。
「このエレベータで地下1階まで降りるらしい」ツヨがあたりを見まわし、言った。(つづく)

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