第3話 シティー・オブ・デッド

「まず、このモヒカン頭が上等兵なのにY4のリーダー、陰陽師のユースケ・ソーン武装SS上等兵、次に同じく陰陽師のネジ・フェスマン武装SS中尉。それからウィーンの魔法学校卒の魔術師、トモティン・ロース武装SS中尉。で俺がバート・テルツの魔法学校卒の魔術師、コースケ・ブライス。階級は武装SS中尉。よろしく」コースケと名乗る中尉が言った。

「ここにミスリルという魔法金属でできた5.56mmライフル弾が600発あります。これを一人につき120発携行してもらいます。死体に取り付く悪霊によってゾンビ化した敵兵を倒すには陰陽道と魔法、そしてこの弾丸しか有効な武器はありません」トモティンがヤツに説明した。

「仲間が全員魔術師か陰陽師というのは気が楽だな。ためらいなく術が使える」ヤツが言った。
「そうっすね。よろしく」コースケが言った。

一行は最前線を突破すると革命戦線側首都フンマリの政庁街に到着した。上空を飛ぶF15戦闘機からの情報だと、正規軍の展開は無いらしい。一行は突撃ライフルを構え、警戒した。

「!」ネジとコースケ、ヤツがビルの窓からゾンビ7体が跳びかかってくるのを察知した。ネジとコースケ、ヤツは銃弾をフルオートで発射した。ネジがゾンビ1体を仕留める。コースケもゾンビ1体を仕留めた。ヤツも1体を仕留めた。しかし、4体が一行の前に立ちはだかった。

「弾薬の節約だ」陰陽師のネジは愛用のG36Kを地面に落とすと鬼を切り刻む「刻鬼」の印を結んだ。ゾンビ1体がばらばらのの肉片になった。陰陽師のユースケもG36を置くと刻鬼の印を結んだ。ゾンビは瞬時に無数の刃に切り裂かれたかのように肉片となった。ヤツはフルオートで残りのゾンビ2体を狙った。2体のゾンビが蜂の巣になり、倒れた。

G36 5.56mm突撃ライフル

「終わったな」ヤツは周囲を見渡した後、弾倉を交換した。
「逃げ遅れて死んだ一般市民のゾンビだ……」魔術師のトモティンが言った。
「じゃあ敵兵のゾンビじゃないってことか?」銃を拾いながらユースケが言った。
「……とりあえずフンマリ政庁を目指そう、」ネジが銃を拾い、言った。
「俺が先行して偵察する。敵に出くわした時のフォローを頼む」ヤツが銃を構え、言った。
「わかった」ネジが言った。(つづく)

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