| 第23話 悪魔の棲む宮殿 「今度は悪霊、ホーンテッドマンションか?」敵司令部になっていた宮殿を見るなりネジが言った。 「どうやらそうらしいな。宮殿の中に巣食う悪魔を全て倒せば、ホーンテッドマンションも退治できるはずだ。宮殿の周りはB中隊第2小隊で包囲した」ヤツが言った。 「で、今回ヤツ中尉は同行してくれるんですか?」ネジが言った。 「俺は待機を命じられている。Y4だけで何とかしてくれ」ヤツが言った。 「ふぅ……じゃあ、行ってくるっす」コースケはそういうと宮殿の建物に向かった。ネジ、トモティン、ユースケの3人もコースケの後を追った。 「悪魔の気配を強く感じる。ドアを開けたら一斉掃射だ」ネジが言った。ユースケがドアを蹴破るとネジとトモティン、コースケが中を掃射した。ネジとトモティン、コースケはあわせて5体のメイドゾンビと執事ゾンビを倒した。 「やれやれ、前途多難だな」ネジが言った。 「右側の階段の上から強い悪魔の気配を感じる」ユースケが銃を上に向けながら言った。ちなみにミスリルの弾丸についてツヨに憑依している大天使ラファエルに尋ねたところ「それは気休め。この世界での肉体を破壊された悪魔は魔界に帰るだけだ」と答えられてしまった。 一行が政庁の重厚な彫刻の施された階段を上ると奥の部屋の扉が開いた。 「社会主義万歳!」男はそう言うと仮面の穴から赤い目が光る黒い甲冑に身を包んだ堕天使、ベリスに変身した。ネジは「刻鬼」の印を結んだ。ベリスは無数の聖なる刃に切り裂かれ、倒れた。 「こいつは腕試し程度だな。きっと」ネジが言った。 「この奥の部屋にもっと厄介なのがいる」ユースケが言った。 「ユースケ、蹴破れ」中尉のネジが上等兵のユースケに命じた。こういう時、ほかのY4のメンバーはみな中尉なのに、自分だけ上等兵なのか、不満に思う。ユースケはしぶしぶ扉を蹴破った。(つづく) 次のページに進む メニューに戻る |