| 第18話 史上最強の軍団 「これで第1機甲大隊と機甲擲弾兵B中隊が手に入ったわけだ。この補強は大きいな。あの将軍に感謝しなければ」モトが言った。 「大佐殿には関係のない話じゃないんですか?」ヨースケがふてくされた表情で言った。 「大いにある。俺はこれからクレンダス軍団を志願する。参謀本部にはなじめなくてね」モトが言った。 「俺とタッキー大尉もクレンダス軍団を志願するつもりでいる」ヤツがヨースケに言った。 「面白そうな話をしているじゃないですか?」Y4が全員そろってやってきた。 「俺もあの将軍たちには辟易としているんですよ。ところでクレンダス軍団の今の指揮官は誰なんです?モトさん」ネジがモトに尋ねた。 「イハラ・フォン・ケルナー准将だ」モトが答えた。 「英雄中の英雄じゃないですか!なぜ?」トモティンが言った。 「主席参謀として従軍したオリンピアの戦いで大敗し、その責任を取らされてクレンダス軍団送りになった」モトが言った。 「じゃあ、兵士たちもクレンダスに?」ユースケがモトに尋ねた。 「兵卒は帰還したが将校はみなクレンダスに送られた。全員がオリンピアが初陣だった23歳以下の若者だ」モトが言った。 「それって死ねって言っているようなもんじゃないっすか!」コースケが語気を荒げ、言った。 「だから俺は志願する。黙ってみているわけにはいかないんだ。職業軍人としてな」モトがいった。 「モトさんの下だったら俺もクレンダスに行こうかな」ネジが言った。 「ラジバンダリに行っても朝鮮に行っても昇進も勲章の一つもなしだ。ここで賭けに出るのも悪くはない」ユースケが言った。 「つーわけで、Y4一同、クレンダス軍団を志願するっす」コースケが言った。 「ちょっと待ったぁ!わてもクレンダス軍団を志願するで」関西弁を話す身長187cmの大男がSSの黒服を身にまとい、現れた。 「わてはセーゴー・ブック武装SS中佐。帝国近衛師団第4歩兵大隊長や。通りかかって話聞かせてもろたらなんか楽しそうやん?わてもクレンダス軍団を志願するで」セーゴーが言った。 「これで異動志願書が8通揃ったって訳だな。あとは命令書が2通。これで磐石だな」モトは志願者が書いた異動志願書をまとめながら言った。(つづく) 次のページへ進む メニューに戻る |