| 第14話 戦慄の野営地 「ヨンチョル生徒、貴様何をしたか判ってるのか!」スンデが言った。 「こいつら……ゾンビです!」ヨンチョルが言うと同時にスンデが不意をつかれ、亡者に首を噛まれて息絶えた。 「まずい、皆の命運が尽きて来ている」ヨンチョルは銃を構えながら思った。4体のゾンビが上から飛び降りて来た。ヨンチョルは冷静に連射して弾幕を張った。ヨンチョルは1体のゾンビを破壊した。他の生徒たちは銃の打ち方すら知らず、安全装置をはずすことさえできない。3人の生徒が食われた。そもそも、生徒たちに与えられた銃と弾薬は行軍を現実に近づけるために支給された物であり、それで戦闘をするために与えられた物ではない。ヨンチョルはこの瓦礫から脱出して開城の市内に向かうべきだと思った。 が、まずは陣地に侵入した3体の亡者である。亡者を倒すべく、ヨンチョルは銃を連射した。ヨンチョルは食われている生徒ごと2体のゾンビを倒した。残った1体の亡者は生徒を食いつづけている。ヨンチョルは弾倉を交換すると一発の銃弾を発射した。銃弾は亡者の頭を打ち抜いた。運動神経を無効化され、亡者は倒れた。 「開城の市街地に行こう。ここにいたら命はない」ヨンチョルが級長に言った。 「か、勝手にしろよこのSSが!」級長がヨンチョルに言った。 「じゃあ、もっとマシな作戦があるんですか?級長どの」ヨンチョルが言った。 「知ったことか!」級長が言った。 「じゃあ、大韓王国皇太子として命じる。ここを離脱して市街地に行く。そこから電話で救助を求める。死にたくなければついて来い」ヨンチョルが言った。ヨンチョルの毅然とした態度に半分の生徒が付き従った。残り半分は級長の側についた。敵は視覚に頼らずに生きた人間を感知する。ヨンチョルら一行は道路の真ん中を走って市街地に向かった。 ヨンチョルら一行が走って行くと足元に威嚇射撃された。ヨンチョルは銃口を向けた。 「お前ら人間か?」少尉の階級章をつけた男が言った。(つづく) 次のページに進む メニューに戻る |