第43話 帰投/再出撃

「第2小隊、いませんね」中隊曹長が言った。
「ああ、301号病室から順に捜索だ」ツヨが言った。中隊曹長と2人の伍長が301号室を襲撃する。中で第2小隊と遭遇した。
「第2小隊か?」ツヨが小隊長に尋ねた。
「そうであります」小隊長が言った。
「死体は始末したか?」ツヨが小隊長に尋ねた。
「はっ、始末しました」小隊長が言った。
「ゾンビに噛まれた者は?」ツヨが尋ねた。
「伍長1名と2等兵2名です」小隊長が言った。
「どこにいる?」ツヨが尋ねた。
「始末しました」小隊長が言った。ツヨは深いため息をついた。

「この病院は安全だ。いったん基地に戻って武器を補充する」ツヨが言った。96式装輪装甲車10台に分乗して、H中隊は新宿の基地へと向かった。

「カウンティ病院を制圧しました」ツヨが基地で連隊長に報告した。
「他がてこずっている。新宿駅前のA中隊と共にストリートのゾンビを掃討してくれ。
「武器の補充が済み次第、出発します」ツヨが言った。ツヨらH中隊は弾薬を再装備するとあわただしく出撃した。装甲車の窓から見える風景は地獄そのものだった。途中、単独で行動しているゾンビを砲手が機関砲で撃って倒した。A中隊の本陣を見つけるとH中隊は合流を果たした。

「A中隊の今の戦況は?」ツヨがA中隊長に話しかけた。
「ご覧の通りだ。撃っても撃ってもストリートからゾンビが駅前広場にやってくる。俺たちはそれをひたすら撃ち続けている」A中隊長が言った。
「総員戦闘態勢。ストリートにゾンビを封じ込めろ。一体たりともゾンビを広場に入れるな」ツヨの命令が出るとH中隊もゾンビの掃討を開始した。ツヨは2体のゾンビを倒した。中隊曹長は1体を倒した。H中隊は28体のゾンビを破壊した。(つづく)

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